犬は基本的には寒さに強く、暑さに弱いと言われています。
ですが犬種や毛の特徴によって、耐性や感度も変わってきます。
では長くてきれいな毛が特徴のパピヨンの場合はいかがでしょうか？
今回はパピヨンの暑さと寒さの耐性、対策についてご紹介します。
これからパピヨンを飼う方や、現在パピヨンと一緒に過ごされている方は是非参考にしてみてください。
パピヨンに暑さ寒さの耐性はある？
犬は汗をかくための汗腺がほとんどなく、体温調整が苦手です。
中でもパピヨンは、体高の低い小型犬のため、散歩や外での活動の際に、地面からの放射熱の影響を受けやすくなっております。
体は毛で覆われているのに加えて、活発で運動好きなので、炎天下でも激しく動き回って熱中症になってしまう危険性もあります。
反対に犬は、比較的寒さに強い動物と言われています。
それは、体温が平熱で38度ほどで高く、また全身を毛で覆われているため、人よりも寒さへの耐性があるからです。
パピヨンも元々はフランスで誕生した犬種ですので、寒さには強い犬種です。
しかし、長い間愛玩犬として室内で飼われてきた結果、寒がりになってしまった傾向にあります。
現在国内にいる多くのパピヨンは毛の構造がシングルコートとなっており、ダブルコートの犬種と比較すると、保温機能は弱くなっています。
そのため、パピヨンは特別寒さに弱いかと言われるとそうではありませんが、個体によっては寒さ対策は必要と言えるでしょう。
暑さや寒さにある程度耐性のあるパピヨンですが、一部ではパピヨンは人気がないと言われています。パピヨンが人気ない理由についてもまとめていますので、是非こちらもチェックしてみてください。
パピヨンの暑さ対策
パピヨンの暑さ対策として、主に熱中症対策になりますが、以下の点を心掛けましょう。
- 日中の野外での激しい運動は避ける
- 散歩は朝や夕方などの涼しい時間帯にする
- 水分補給と日陰での休憩をこまめにとる
- 暑さ対策グッズを活用する
- エアコンを活用して、室内の温度や湿度を管理する
暑い季節は、愛犬を暑い環境にさらさないことが重要ですので、是非注意いただければと思います。
パピヨンの寒さ対策
僕ね！雪が積もった所でボール遊びするのが大好きなんだ🐶💓
最終的に雪だるま犬になるんだぞっ！！！#パピヨン pic.twitter.com/CXrOhr9FP9
— まろんとくるみの楽しい毎日🐼🐻 (@Ruw1QJIKBvt6smq) February 11, 2019
一般的に犬は、23〜25℃くらいが快適に過ごしやすいと言われています。
また湿度の影響もあります。湿度によって気温の感じ方が異なるというのは、人間も犬も同じです。
適切な湿度は、40〜60%くらいとされています。
ただ、人によって快適に感じる温度や湿度が異なるように、犬も個体によって快適に感じる範囲が異なりますので、愛犬が暖かい日も日向の方にいるのか、あるいは寒い日でも冷たい場所を好むのかなど、把握しておく必要はあるかも知れません。
基本的な対策方法としては、エアコンで部屋の温度調整をしたり、加湿器で湿度を保つようにする程度で良いとされています。
しかしここで1つ注意しなければならないことがあります。
皆さんの中にも、暖房を使って部屋は暖かいけど、足元だけ冷えてしまったという経験をされた方は多いのではないでしょうか。
冷たい空気は下に溜まるため、地面に近いほど気温は低くなっています。
地面の方は、人を基準とした温度よりも低くなっているので、地面に近い位置で過ごすパピヨンにとって快適な温度に調整してあげる必要もあります。
パピヨンは暑さに弱い！熱中症になりやすい犬の特徴
先に述べた通りですが、犬は汗をかくための汗腺がほとんどなく、体温調整が苦手です。
中でもパピヨンは、体高の低い小型犬のため、散歩や外での活動の際に、地面からの放射熱の影響を受けやすくなっております。
運動することも好きなので、暑い中動きまわると、体温調整がうまくできず、熱中症になる危険もあります。
また、次に挙げる犬に関しては特に熱中症になりやすい傾向にあります。
パピヨンが下記の条件に当てはまる場合は、特に熱中症に警戒してくださいね。
- 子犬や高齢犬など体力のない犬
- 肥満犬
- 心臓や呼吸器に病気を抱えている犬
パピヨンは暑さと寒さに耐えられる？のまとめ
いかがだったでしょうか？
パピヨンは全体的には一般的な犬と同じように、暑さに弱く寒さに強いということがお分かりいただけたかと思います。
その中で暑さや寒さに耐えるための対策として、ヒーターやエアコンでの温度調整や、加湿器での保湿等の対策、または犬用グッズの使用を紹介しました。
大切な愛犬を守るための対策は重要ですが、あまり過保護になりすぎないように気をつけましょう。
特にパピヨンは室内で飼われますので、人が過ごしやすい環境にしてあれば、基本はそれで十分です。
暑いからといってエアコンで部屋を冷やしすぎたり、寒くて可哀想だと、毛布でぐるぐる巻きにしてしまったりするのは禁物です。
元気な毎日を送れるよう、ぜひ色々と工夫されてみてください。
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